小型送信管1626の出力トランスに使うために秋葉原の春日無線に注文したKA-1425が届きました。
料金はトランス2個と送料合わせて9,255円でした。
開梱すると思っていたより小型な箱が目に入りました。
さて、中身ですが黒色のなかなか格好の良いトランスが出てきましたよ。
東栄変成器のT-600型と比較すると明らかにこちらの方が大きいですので低周波側の特性に期待ができます。
早速にバラックでの実験を行い周波数特性を大まかにみましたところ、50Hzでのレスポンスも良好でレベル低下もほとんどありません。
周波数特性には全く問題がありませんでしたので後は一次側のインピーダンスを10kΩにするか14kΩにするか選択するだけです。
しかし、どちらを選んでも最大出力にそれほどの影響を及ぼしませんでしたのでここは送信管らしくできるだけ高いインピーダンスということで14kΩを選びました。
後はラジオ少年のトランスと交換するだけです。
取り付けネジピッチが異なりますのでシャーシーに穴を空けなおしまして取り付け、配線を行いました。
黒いトランスはなかなか格好良く今まで以上に美的なアンプに仕上がりました。
早速システムに入れて試聴です。
Jazzを聴きますと低域のレスポンスが向上したせいかウッドベースの低音の量感が増したようです。
それにしてもこの1626のアンプですがトランスにずいぶんと無駄遣いしてしまいました。
初めからKA-1425の存在を知っていればこんな回り道をしなくても済んだのですが。。。
これも勉強代だと思うことにしましょう。