ナカミチ 660zx を落札しちゃったぜ

酒に酔った勢いでナカミチの660zxをヤフオクで落札してしまいました。落札金額は18000円でした。660zxにしてはちょっと高かったんだけれど酔った勢いというのは怖いですね。

えーと、知らない貴方に説明しますと660zxは670zxという3ヘッドのカセットデッキからアフターモニタ機能を省略した機種で6xx番のナカミチデッキの中では廉価版になります。

アフターモニタ回路がなくっちゃ3ヘッドのありがたみが無いのですが外観が6xx系のデザインを踏襲しているので格好がいいんですね。だから落札しちゃった訳なんです。

さて、”きかこ”の元に届いてみますと外装がかなり汚れていまして、まずは清掃をしました。

切らしていましたハヤトールですがアマゾンから届きましてそいつを早速に使って清掃ですよ。ハヤトールはかなり汚れが落ちます。

ヘッドを上下させるカムを駆動するモーターのベルトが滑っていましたので交換します。これは千石電商で買った1.6mm□Φ40mmのものです。

左側が外したゴムベルトで変形しているのが分かります。こうなると滑っちゃってダメですね。

このベルトを交換することでメカ関係はばっちりと動くようになりました。外装の裏蓋にナカミチでメンテナンスしたシールが貼られており、前の持ち主はちゃんとした方だったんだと思います。

後は何かやるべきことが無いか見たのですがこのゴムベルト一本交換したらほぼ正常になってしまいました。録音、再生も大丈夫のようです。

こういった個体はやることが無くて拍子抜けですが、きっと当たりの個体なんでしょうね。

”きかこ”は壊れているのを直すのが楽しいのでこの個体からはそういった楽しみを得ることができませんでした。手が掛からなかったので愛着も湧きません。

早速にヤフオクへ出したんですがなかなか入札がありませんねぇ~。

値段をかなり安くしてもダメです。これは赤字になるかもなあ。。。。

ソニー製モノラルテレコ TCM-5000 ベルト交換

今日はお盆休み9連休最終日です。長い休みでしたが”きかこ”にとっては680zxの修理に専念できましたので良い連休でした。最後の日なので気持ちをゆったりと持って有意義に過ごしたいと思います。

さて、先日にヤフオクで落札しましたソニーのモノラル3ヘッドのテープレコーダーTCM-5000が午前中に届きました。

中はお約束のプチプチビニールに包まれていました。ご丁寧に2重にプチプチが巻かれていました。そしてプチプチを取ると。。。

じゃ~ん、とご対面です。何だか凄く汚いんですが。。。こりゃハヤトールか何かで綺麗にしないといけないですね。とりあえずは裏の電池箱を開けてと。

新品の単二マンガン電池4本をいれてみましたがやはり動きません。きっと駆動ベルトが伸びているんでしょうなぁ~。

裏蓋には5カ所のねじ止めがありますので早速にそのネジを取り外します。

何じゃこりゃ。凄い配線です。この基板を取り外さないとメカ部分にアクセスできません。配線を留めているバンドやらを緩めて基板の自由度を確保します。

例えばここに配線を束ねている金属製のベルトがあるんですがこんな奴を合計で4カ所位緩めましたよ。そうすれば基板が開き、メカ部分にアクセスできます。配線のはんだ付けは”きかこ”の場合は外しませんでした。

開いた基板です。こういう作りってソニーは得意だよな。

メカ部とようやくご対面できました。確かに駆動ゴムベルトがゆるゆるです。

フライホイールを留めている板金を3本のネジを緩めて取り外しますとこんな感じで駆動系が良く見えます。

そしてゴムベルトを取り外します。

4本あるゴムベルトのうちテープカウンタの駆動用を除く3本の写真がこれです。テープカウンタのゴムベルトは太さが細いベルトなので手持ちがありません。そのまま使おうかと思いました。

アマゾンで買った中国製のベルトセットです。ここから似た径のベルトを選び出します。

これが選んだ3本です。これを装着していく訳ですが”きかこ”も歳のせいかどのようにベルトが掛かっていたのか良く思い出せません。だから写真で撮っておくのは大事なんですね。

なんとかゴムベルトを装着できました。と、ここでトラブル発生!テープカウンタ駆動用のゴムベルトが外れてしまいました。元の位置に戻そうと努力したのですがテープカウンタのプーリーが陰に隠れていてどうしても装着できませんでした。

”きかこ”はテープカウンタを使わないので「まあいいか」と妥協してテープカウンタは動かない仕様でいくことにしました。

組立が終わりナカミチ680zxで録音したJAZZテープを掛けてみました。

なかなかの高音質です。モノラルのテレコですが”きかこ”は一発で気に入ってしまいました。

これらが交換した古いゴムベルトです。

外装の掃除を行いました。本当はハヤトールを使いたいのですが生憎きらしてまして。代わりにキッチンペーパーに水と中性洗剤を含ませたもので外装をごしごしやります。

キッチンペーパーは真っ黒になりました。何だこの汚さは。。。まるで靴墨で外装を磨いていたのでしょうか?汚れがひどいです。

ようやく綺麗になりましたよ。ふぅ~。写真じゃあんまり分からないかもしれませんがかなり綺麗になりました。

今の時間は2時です。明日から仕事ですのでTCM-5000でJAZZでも聴きながら少しゆっくりしたいと思います。

ナカミチ 680zx サイレントメカからの異音改善

ナカミチの680zxですが当初からヘッドを下げる時にサイレントメカから「ぎゃ~」というおかしな異音が発生していたんです。しかしこの680zxは電気的な不具合が多かったのでこの音は一旦聞かなかったことにして修理を進めていました。

そしてここに来まして電気的な不具合も改善されてひと段落ついていた訳ですがそうなると目をつぶっていたサイレントメカからの異音が気になってきたわけです。

メカの分解は気が進まなかったのですがここまで来たからにはやるっきゃありません。

メカのユニットをまずは本体から取り外します。なんとも憂鬱です。

取れました。オールドナカミチのサイレントメカユニットですよ。

鳴いている部分は何処でしょうか?ピニオンギアが一個使われていますがそこが怪しいですねぇ。

平ベルト交換する時はここまでは分解します。ここから先が未知の世界じゃ。

未知の世界に突入しました。初めて見るサイレントメカの心臓部のカム部です。ここに古いグリスが付いておりましたのでアルコールで除去しました。

ピニオンギアとそれと噛み合うギアを動かしてみると「ぎゃ~」という音がしました。犯人はやっぱり狙っていた通りの場所だったみたいです。

ピニオンギア周りの古いグリスを除去するとギアを動かしても変な音がしなくなりました。

グリスは組み立てた後からでも塗布できそうなので簡単な清掃の後にグリス無しで組み付けることにしました。

アイドラーが露わになりました。ゴムを点検すると摩擦があまりありませんので本当は交換するべきなのでしょうが部品が無いのとまだ早送りや巻き戻しで不具合がないのでそのままにすることにしました。

問題のピニオンギアの部分です。見えますかね?古いグリスを取ったら鳴かなくなりました。

表側も分解するはめになりました。テープカウンタのベルトが取れちゃったのでそれを掛けるためには表側も分解する必要があったわけです。

組み付けて動作させたらまた鳴くようになっちゃいました。やはりグリスは必須ですかね。ここに付けるグリスは樹脂用でなきゃだめだと思うんですよ。

アマゾンで樹脂用のグリスを注文しているんですが明日まで待ってられません。

そこでどのホームセンターでも売っているクレのシリコン・グリースメイト@1000円を近くのケーヨーD2で買ってきました。

これは細長い金属のノズルが付いているのでとても使い易いです。局所(ピニオンギアの所)に2~3回吹いたらもう「ぎゃ~」って音が全くしなくなりました。

これは良いですよ!ナカミチのサイレントメカ最高です。

所で。。。苦労してメカを分解した意味ってあったのでしょうか?。。。古いグリースを除去できたというのはいいんですが、組み立てられないという危険を冒してまですることじゃなかったような。

まあナカミチのサイレントメカ構造の勉強だったということにしておきましょう。

680zx FL表示のVUメーター不具合が直りました

今日は8月15日でお盆休みの真っ最中です。9連休だったのですがもう今日で6日休んでしまったので残す所1/3です。悔いの無いように過ごしたいものです。

さて、ヤフオクで35000円で手に入れたナカミチの680zxですが前のレポートで「VUのレベルが少しの入力で目いっぱい振れる」という不具合をデジタルICの交換で直ったようなことを書きましたがそれは真っ赤なウソでした。

実は何も直っていなかったのです。それに気づいたのはナカミチのサービスマニュアルに載っていたFLメータの調整の項目を実際に行って見たときでした。デッキの入力にSGを繋いで400Hzの信号を注入し、TP101の所に電子電圧計を繋いでそのレベルを100mVrmsにします。

その時にFLの表示がほぼ0dBを示さなければならないのに実機は+6dBを示します。この状態でSGの出力に10dBのATTを入れると本来ならば-10dBを示すはずですがなんと表示は+4dBです。

まるっきりダメダメですね。原因を”きかこ”は4日間ずっと考え続けました。そして見つけましたよ、ついに。。。

原因は初期の頃680zxのFLメータが「全く振れない」不具合があったのですがその時にAD変換する回路部分を解析するためにトランジスタをはずしたりしたんです。その後に正常にトランジスタを戻したと思っていたのですが間違って180°反対側にして取り付けちゃったんでした。

このトランジスタはADコンバータ回路のリニアリティーを補償するトランジスターだったんですね。それが考えに考え抜いて「この辺があやしいぞ」と思って回路を追っていた時です。ふとプリント基板のトランジスタマークと取り付けてあるトランジスタの方向が逆であることが分かり180°回したらOKになりました。

これは身から出たさびでして4日間の苦労も報われたのですがなんだかすっきりしない後味だったのでした。

これで680zxはバリバリ使えるようになったので嬉しくて録音、再生をしまくっております。