RT-841用単一電池ケースBH-386B/PRC入手

荷物が届きました。物はBH-386B/PRCでRT841用に単一電池を使えるようにした電池ケースです。

蓋を開けるとお約束の新聞紙の緩衝剤が入っています。

新聞紙に無造作に包まれていたBH-386B/PRCが姿を見せました。まずは裏側です。

四隅に留めネジが見えますね。

それから表側です。RT841と接続されるコネクタが見えます。

留めネジを早速に緩めてみました。ネジは無くならないように全部抜けず途中で止まるタイプです。

さあこれに100均で買ってきた単一マンガン乾電池10本(540円)を入れていきますよ。

10個の単一マンガン電池を入れ終わったところです。立体的に単一電池10本が上手く入るような設計です。

BH-386B/PRCって米軍のアクセサリーには無かったような気がします。きっとNATOのドイツ軍が設計したのではないかと思います。

蓋を閉めまして電圧測定です。1.5Vの電池10本直列接続で15Vですね。(新品の電池なので1.6Vある。)

RT841の電池箱に収めてみました。上の四角いものはリチウム電池です。もうこれのお世話になることはありませんので安心です。

現在1000円程度で売っているRT841用のリチウム電池BA-5598は何時余剰品が無くなるか分かりません。

しかしBH-386B/PRCはRT841を単一電池で動作させられるので「こりゃ便利」な品物です。

これで実使用可能時間がどれくらいかはおいおい調べていこうと思っています。

SEM-52Aのハンドセット製作

今日は日曜日です。10時になったので松本電子部品へ行ってSEM-52A用に考えているハンドセット(?)を作るためのプラスチックケース税込130円を買ってきました。

冒頭の写真のプラケースがそれで中にはスピーカー、マイク、PTTスイッチ、コネクタを組み込まなければなりません。

出来上がりは次の写真のようにコネクタの上にハンドセットが設置されるような感じを目指します。

プラケースは結構小さいので内部で部品が干渉しないように考えて穴あけしなければなりません。

なんせこれだけの部品を収めなければなりませんので。。。

因みに緑色の部品は圧電スピーカーです。これをマイクの代わりに使おうという考えです(注:圧電気直接効果を利用する)。

プラケースに行う最初の加工は無線機本体に接続されるコネクタが入る大きな穴の開口です。ドリルで6Φの穴を開けてからリーマーを使ってコネクタの入る径まで広げます。しかし大きな穴はリーマーで広げると綺麗な円にならずいびつになるのがイマイチですね。

プラケースの蓋にはスピーカーとマイクの穴あけをそれぞれしてから接着剤でスピーカーとマイクを接着しました。

実はこれの穴あけ寸法がシビアでなかな加工が難しいかったですよ。圧電マイクとスピーカーが絶妙の位置関係でようやく蓋部に収まる感じです。

次にPTTスイッチ用の穴を開けました。写真はその穴にPTT用のスイッチを取り付けたところです。もう少しでコネクタに干渉しそうでした。

さて、ここまでくれば後は配線だけです。配線は”きかこ”の専門分野なので簡単です。

配線は前もって調べておいた端子の機能表に基づいて行います。

A、BはそのままSEM-52Aのスピーカーのドライブ端子になります。この出力はオープンコレクタ出力なので圧電スピーカーのような直流抵抗が無限大のインピーダンスのものは繋げることができませんので要注意です。

Cはマイク端子でGのGNDとの間にダイナミックマイクや圧電マイクを接続すると機能するようです。

因みにコンデンサーマイクを使いたい場合は電源が必要なのでF端子(電源)を使うと良いと思います。

DにはPTTスイッチを配線します。D端子とGのGNDとを接触させると送信状態になります。

以上の内容の配線をちゃっちゃと済ませてあっという間に完成です。どうです?まあまあのコンパクトさに仕上がったでしょ。

ここでSEM-52Sを使って相互に送受信のテストを行いました。結果、動作は正しく行われました。このミニハンドセットは上手く完成したようです。

外観はなんだかとってつけたような箱(ハンドセット)ですが煩わしいワイヤーハーネスが無くなったので使い勝手は抜群に良くなりましたよ。

貴方もSEM-52Aを持っているのならぜひ同様なハンドセットを製作してみて下さい。

作ったら写真を撮って”きかこ”に見せて下さいね。

SEM-52A復活

SEM-52Aが壊れた旨を昨日のブログで書きましたが嬉しいことに復活させることが出来ましたよ。

ヒューズが飛んだのは間違いなくてそこの所は特殊ヒューズなので抵抗の足を切ってジャンパーさせてあります。

それではどうやって復活させたかですが「基本的には壊れていなかった」というのが正しくて「スピーカーにクリスタルイヤホン」を使ってテストしたのが間違いの元でした。

SEM-52Aのスピーカー端子は基本的にオープンコレクタ出力らしく直流抵抗が∞Ωのクリスタルイヤホンなどがドライブできないことが分かったのです。

ですのでクリスタルイヤホンの両端に1kΩの抵抗をパラって使うことでDCバイアスが正しく掛かり、動作するようになったのでした。

しかし色々とスピーカーに関しては実験したのですが基本的に出力が小さいらしく満足な音量と音質が確保できません。

そこで一番良いであろうオリジナルのスピーカー(ドライバ)を復活させることにしました。

オリジナルのスピーカーは分解するときに足の根本から断線させてしまったのでそのままでは使うことが出来ません。

そこで断線させた足の根本を先のとがったピンセットで掘り起こして0.5mm程度露出させ、そこにはんだ付けしました。

はんだ付けは上手くいったようで音がまともに出るようになりました。やったね!

音はやはりオリジナルのスピーカーが一番良いようです。

後は送信の問題が残っていました。

PTTスイッチは松本電子部品で買ってきた150円のプッシュスイッチを用い、マイクは250円で買った圧電スピーカーを用いてみました。

結果は上々で上手いこと変調が乗ります。

さて、今日はこれらをプラケースに収めようと考えているのですがどんな風にしようか考えている所です。

経過はまたブログに書くことにしましょう。

そうそう!SEM-52Aがてっきり壊れたもんだと思っていたのでヤフオクで出品されていたSEM-52Aに入札していた件ですが上手いこと高値更新されて落札せずに済みました。

大ショック!SEM-52A死す

大ショックです。”きかこ”の不注意でSEM-52Aを壊してしまいました。

何をしたかと言いますとヘッドセットの使い勝手が良くないので配線を調べてハンドセットかスピーカーマイクを付けようと思ったんです。

最初にヘッドセットを2つに割ります。これはわりかし簡単に手で割ることが出来ました。

次にイヤホンのドライバーからホーンになっている部品を外しました。

後はドライバを外すんですが。。。失敗しました。ドライバの根本から端子が切れてしまいました。

これもショックでしたが何か圧電スピーカー等で代用出来るものもあるだろうと諦めました。

骨伝導マイクの部分を見てみます何か蓋のようなものがあるのでそれを外しますと何やらアンプ基板のようなものが出てきました。

この基板にはシールド線の網線端子(GND)とホット端子それから電源と思われる線材の3種類が繋がっております。

いよいよテスターで端子接続や電源関係を調べていきます。

で、色々と調べた結果ですが次のような配線になっていることが分かりました。

ここで”きかこ”がうっかりしてやっちまったのがFの電源をおそらくアースにショートさせてしまったようなのでした。

なんか動かないなと思っていたらヒューズが切れておりました。。。

このヒューズは特殊な形状をしているので代替え部品が無いため直結しようとしたらまた別な所をショートさせてしまったらしくなんか一瞬煙のようなものが見えました。

そしたらもう「ぱぁ」です。受信もしないしクエンチング雑音も聞こえません。

そうです。お亡くなりになりました。

この接続図を手に入れた代償としてSEM-52Aを失ったのはかなり手痛いです。

もの凄く気に入っていたのにがっかりです。しかし気を落としていても直るわけじゃないのでここはきっぱりと諦めて別のSEM-52Aを入手することにします。

ヤフオクで出品されているSEM-52Aに早速入札しました。現在の価格10000円なりです。

上手く落札できるといいんだけれどなぁ~。

RT-841/PRC-77の部品が届きました

B.Mさんから注文していたRT-841/PRC-77の部品等がとどきました。

思っていたよりコンパクトに梱包されておりびっくりしましたよ。

蓋を開けますと、これこれ。RT-841/PRC-77用の電池箱が顔を出しました。

こんな感じに電池箱を使って上手くコンパクトに部材を収納してありました。

折りたたんであったアンテナがびょ~んと伸びました。これこれ、軍用アンテナはこうでなくっちゃね。

そして梱包を全てといたのがこれです。

買ったもののリストは以下の通りです。

1.RT-841/PRC-77用の電池箱(CY-2562)×1個 ¥4,000

2.RT-841/PRC-77用リチウム電池(BA-5598/U)¥1,000

3.RT-841/PRC-77用A40モジュール×1個    ¥4,000

4.RT-841/PRC-77用A23モジュール×1個    ¥1,500

5.AT-892 短アンテナ            ¥4,500

送料     ¥1,015

代引       ¥432

合計    ¥16,447

と結構なお値段になってしまいましたがおかげで”きかこ”のRT-841/PRC-77は次の写真のようになかなか格好よくなりましたよ。

さて、貧乏親父は本当に貧乏になってしまいました。

何かヤフオクで売って金をつくるかな。。。