SEM-52Aのハンドセット製作

今日は日曜日です。10時になったので松本電子部品へ行ってSEM-52A用に考えているハンドセット(?)を作るためのプラスチックケース税込130円を買ってきました。

冒頭の写真のプラケースがそれで中にはスピーカー、マイク、PTTスイッチ、コネクタを組み込まなければなりません。

出来上がりは次の写真のようにコネクタの上にハンドセットが設置されるような感じを目指します。

プラケースは結構小さいので内部で部品が干渉しないように考えて穴あけしなければなりません。

なんせこれだけの部品を収めなければなりませんので。。。

因みに緑色の部品は圧電スピーカーです。これをマイクの代わりに使おうという考えです(注:圧電気直接効果を利用する)。

プラケースに行う最初の加工は無線機本体に接続されるコネクタが入る大きな穴の開口です。ドリルで6Φの穴を開けてからリーマーを使ってコネクタの入る径まで広げます。しかし大きな穴はリーマーで広げると綺麗な円にならずいびつになるのがイマイチですね。

プラケースの蓋にはスピーカーとマイクの穴あけをそれぞれしてから接着剤でスピーカーとマイクを接着しました。

実はこれの穴あけ寸法がシビアでなかな加工が難しいかったですよ。圧電マイクとスピーカーが絶妙の位置関係でようやく蓋部に収まる感じです。

次にPTTスイッチ用の穴を開けました。写真はその穴にPTT用のスイッチを取り付けたところです。もう少しでコネクタに干渉しそうでした。

さて、ここまでくれば後は配線だけです。配線は”きかこ”の専門分野なので簡単です。

配線は前もって調べておいた端子の機能表に基づいて行います。

A、BはそのままSEM-52Aのスピーカーのドライブ端子になります。この出力はオープンコレクタ出力なので圧電スピーカーのような直流抵抗が無限大のインピーダンスのものは繋げることができませんので要注意です。

Cはマイク端子でGのGNDとの間にダイナミックマイクや圧電マイクを接続すると機能するようです。

因みにコンデンサーマイクを使いたい場合は電源が必要なのでF端子(電源)を使うと良いと思います。

DにはPTTスイッチを配線します。D端子とGのGNDとを接触させると送信状態になります。

以上の内容の配線をちゃっちゃと済ませてあっという間に完成です。どうです?まあまあのコンパクトさに仕上がったでしょ。

ここでSEM-52Sを使って相互に送受信のテストを行いました。結果、動作は正しく行われました。このミニハンドセットは上手く完成したようです。

外観はなんだかとってつけたような箱(ハンドセット)ですが煩わしいワイヤーハーネスが無くなったので使い勝手は抜群に良くなりましたよ。

貴方もSEM-52Aを持っているのならぜひ同様なハンドセットを製作してみて下さい。

作ったら写真を撮って”きかこ”に見せて下さいね。

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