VT25Aアンプのリーケージフラックス対策

製作しましたVT25Aのシングルアンプですが右チャンネルからのハム音が大きくて、その原因がフィラメントトランスからのリーケージフラックスが出力のトランスにカップリングして出ていることが分かりました。

ですのでこのリーケージフラックスをシールド出来ないか実験を行いました。

このようなブリキ缶を切って。。。

つなぎ目ははんだ付けしました。これは出力トランスのシールド用です。

次に問題のフィラメント用のシールドケースですが「カンペのペイント薄め液」のブリキ缶を用いることにしました。

さて、大きなハム音が出ます右チャンネルの出力トランスとフィラメントトランスにこれらのブリキ缶をかぶせました。

ところがこれが全然効果がありません。ハム音は努力の甲斐もなくむなしく響くだけです。

シールドの実験は失敗です。なかなかリーケージフラックス対策は手強いですね。

こうなったら最後の手段に出るしかありません。

右チャンネルの出力トランスを物理的に離すのが一番効果があるのでシャーシの内部に移動することにしました。

右チャンネルのトランスだけをシャーシ内部に配置するなんて、ちょっと格好が良くないのですがS/Nを良くするために思い切って決行することにしたのでした。

これがシャーシ内部に移動しました右チャンネルの出力トランスの写真です。

例によって外観写真を撮るのを忘れました。

「ちょっと間抜けなデザインになるかな?」と思っていましたが考えていたよりはまあまあ大丈夫なのでこれで行くことにしましたよ。

おかげで能率94dBのⅢLZスピーカーから10cmも離れるとハム音がしなくなりました。

暫くはこの状態で音楽を楽しもうかと思っております。

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