RT841/PRC77のジャンク品をゲット

米軍の軍用無線機RT841/PRC77のジャンク品がヤフオクで出ていましたので15000円位入れておきましたらギリギリの14944円で落札することが出来ました。

”きかこ”はRT841/PRC77-0 という25kHzステップが付いたRT841をすでに持っているのですがこれはNATO軍(ドイツ)がアメリカのRT841をベースに改造を加えたものなのでぜひオリジナルが欲しいと思っていた矢先でした。

外観はジャンク品という言葉が良く似合う程の汚さと腐食具合でした。冒頭の写真はこれでも頑張って綺麗にした結果なんです。

早速に電源を入れてみたのですが周波数シンセサイザの調子が悪いらしくPLLのロックが上手く掛からない周波数があります。

これの原因を突き止めるべくRT841/PRC77-0からモジュールを拝借して「エンジニア」ならぬ「チェンジニア」精神でモジュールを交換していって調べることにしました。

これがモジュールを拝借するRT841/PRC77-0で綺麗ですね。

さて回路ブロック図を見まして不具合の現象から一番怪しいと思われるモジュールであるA43に目星を付けました。

不具合現象ですがkHzの桁において500kHzであればどのMHzにしても正常にロックするんですがkHzの桁を200kHzとか700kHzにするとロックが外れるといった具合です。

本当は一番怪しいのはA40なんだけれどこのモジュールは互換性がありませんので交換してテストできません。

早速蓋を開けましてA43モジュールを探し出しました。

こいつをRT841/PRC77-0から拝借します。なんだかほとんど「びょーき」の世界ですね。

これが取り外したA43モジュール(53MHzBPF)で左が拝借するモジュールで右が疑わしいモジュールです。

そうそう、無線機は有名なRCA製でモジュールにもRCAの印刷がしてあります。

交換してみた結果は。。。ダメでした。

次に怪しいのはどのモジュールかブロック図であたりを付けます。

次に怪しいのはA12のミキサーモジュールです。

これもダメでした。。。

次はA11とA17モジュールを交換してみました。NATO軍のやつはこれが一緒になったモジュールでA1117となっております。

これもダメでした。。。

次はVFOモジュールを交換してみました。

これでもダメでした。。。

なんだかダメダメで「チェンジニア」精神はあまりよろしくないですので正攻法でトラブルシューティングすることにしますかね。

やっぱり怪しいのはA40のクリスタル切り替え発振器モジュールかなぁ。

という訳で色々と弄ってみるうちにモジュールA40に不具合があるということが確信になってきました。

A40モジュールは水晶振動子が沢山入っていてそれをロータリースイッチで切り替えるようになっているんですが、この「ロータリースイッチの接触」がどうやら悪そうなんです。

どうしようかなぁ。A40モジュールを一個買ってもすぐに4000円位吹っ飛ぶんでジリ貧です。

もう少しどうしようか考えてから結論を出そうかと思います。

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