モジュールA39A交換とアライメント調整

本日、RT841に使うVFOモジュールA39Aが定形外郵便にて届きました。

このモジュールはRT841/PRC77の1号機に使うために注文したんです。

A39Aはただ交換しただけでは上手く動作しないんです。個別にアライメント調整が必要なんですよ。

これからそのアライメントを取る作業をしますね。

まずは問題のモジュールを郵便袋から出しました。

いつものサープラス屋さんから購入したんですが最近梱包に気を遣ってくれるようでエアパッキンに包まれていました。

エアパッキンを取り除くと錆錆のモジュールが出てきました。外観はイマイチですが性能が良ければそれでいいです。

RT841の分解と調整には3種類のマイナスドライバーが必要なので予め準備しておきます。

一番左のドライバーはケースの脱着用で真ん中はモジュールの取り付けネジを緩めるもので右のドライバーはモジュールのトランスやトリマコンデンサーを調整するものです。

まずはRT841をひっくり返して四隅のネジを緩めていきます。

4本のネジを緩めるとケースを外すことが出来まして内部モジュールとご対面できます。

この裏側のオーディオ関連のモジュールが並んでいる側の3本のネジを緩めます。

するとA12モジュールを取り外すネジがでてきます。A39Aのアライメント調整にはA12モジュールを取り外して行う必要があるんです。

まずは問題のA39モジュールを3本のネジを緩めて今日届いたA39Aモジュールに交換します。

A44モジュールのJ2端子をデジタルオシロスコープに繋いでVFOの周波数を測定できるようにします。

以下に調整中の写真を載せます。

ここからの作業が大変なんです。

①周波数調整のノブを30.00MHzにしてA39AのT1を周波数が41.5MHz±10kHzになるように調整します。

②次に周波数調整ノブを52.95MHzにして周波数が64.45MHz±10kHzになるようにA39AのC14を調整します。

①②を繰り返して周波数が両立するまで繰り返します。RT841の周波数調整ノブは固いので行ったり来たりするのが大変でとても疲れます。

こうして新規に入手しましたA39AモジュールはRT841/PRC77の1号機に無事インストールすることができました。

外していたA12を取り付けてシンセサイザーが動作するようにします。

裸の状態で送受信を周波数の低い方から高い方まで行ってみて大丈夫だったのでケースを被せます。ふぅ~。

ケースを被せたら再度周波数の低い側から高い側までをチェックしてどうやらOKのようです。

こんな風にしてRT841/PRC77の1号機はモジュール交換して本来の性能を取り戻しました。めでたしめでたしです。

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