YAMAHA MT4X修理

きかこはこれでも昔は楽器を自分で演奏したりするのが趣味だったんです。

一番得意な楽器はギターなんですが最近はちっとも弾いておりませんので腕は相当鈍っているものと思います。

昔は自分で色んな楽器弾いてを多重録音して楽しんだものです。

しかし多重録音と言ってもテープレコーダーを2台用意してリズムトラックをまず1台のテレコで録音して、今度はそれを再生しながら別の方のテレコで録音するわけで音質がどんどんと悪くなる方法だったのです。

そんな時憧れたのがTEACで出していたマルチトラックのレコーダーです。カセットテープの4トラックをフルに使ってそれぞれのトラックを独立して録音、再生ができるといった夢のような機械でした。

その後カセットテープの4トラックレコーダーは色々なメーカーが出してYMAHAなんかも参入してきたんですね。

今回紹介しますYAMAHA MT4Xもマルチトラックレコーダーですがそんな昔の憧れの機械が近所のハードオフでジャンク品540円で出ているではないですか。

ジャンク品好きなきかこは当然のことながらゲットしたわけです。

さて、電源を入れてみると通電はしてLED等の表示はまともに動いているのですがスイッチが効きません。

しかし何度もスイッチをカチカチやっていると時々動作することがあります。

「これはひょっとするとスイッチの接触不良かな?」と思いまして早速分解して確認することにしました。

さすが、4トラックマルチレコーダーだけのことはあります。中身がとても複雑です。沢山のネジを緩めてなんとかテープレコーダー部のスイッチの所までたどり着きました。

基板の上に沢山のタクトスイッチが並んでいます。数えた所全部で23個ありました。

早速に早送りのスイッチの導通テストをしてみるとビンゴでした。全くONになりません。これはタクトスイッチが壊れているのだという結論に達しました。

原因が分かれば部品を用意して修理するだけです。6x6mmで高さ5mmのタクトスイッチを23個入手しなければなりません。

これは松本電子部品で入手することができました。単価100円でしたので2300円に消費税です。

540円のジャンクに2300円の部品代とはちょっとアンバランスです。タクトスイッチはamazonで購入すると50個で1500円位であります。

でもすぐに修理に取り掛かりたかったので100円のタクトスイッチを23個購入したのでした。タクトスイッチのメーカーはオムロン製らしいので信頼性に期待しまして投資しました。

早速スイッチを取り外しました。この作業が大変で一番時間が掛かりました。

取り外したスイッチです。はんだ吸い取り線を使って外しました。↓

スイッチさえ取り外せばあとは簡単です。新しいスイッチを基板に差し込んではんだ付けです。

というわけで完成しました。全く動作しなかった早送り、巻き戻しもばっちりです。再生ボタンも一発で動作するようになり気持ちいいです。

さっそく多重録音をしてみました。1トラックにギターの伴奏、2トラックにボーカル、3トラックにボーカルを入れてみました。

曲は「紅葉」でボーカルは例の輪唱です。最初は操作に戸惑いましたがすぐに使い方が分かりました。歌は下手ですがたしかに多重録音で録音されています。これは面白い!しばらく多重録音で遊んだきかこでした。

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