10GF7Aバラック実験のステレオ化

テレビ用真空管10GF7Aを使ったアンプの実験ですが音質を厳密に見極めるためにステレオ化しました。

ステレオ化するためにこの木板シャーシーにもう1回路追加しなければならないのでスペース的に厳しかったのですが何とか詰め込みましたよ。

詰め込みついでにLEDによるパイロットランプも付けて電源投入しているかどうかが分かるようにしました。

さて、配線が終わったところで試聴してみましたところ結果は上々です。

やはりモノラルとステレオでは全然音場感が異なりますね。

こんな具合にオーディオシステムに組み込んでテストしております。

写真に写っているスピーカーはタンノイのⅢLZで、その他に300BシングルアンプやVT25Aのアンプが見えます。

試聴結果は上々なのですがこのアンプ、トータルのゲインが不足していてちょっと使いにくいんです。

ゲインがどのくらいあるかというと最大出力1W出すのに入力レベルが0.5Vrms必要です。

きかこは入力レベルは0.2Vrms位で1Wの出力が得られるのが理想と考えております。

ということは前段にもう一段増幅用の真空管を設ける必要があります。

真空管をもう1本追加するなんて、それでなくても電源トランスの容量が目いっぱいなのに可能なのでしょうか?

こんなことを確認するためのバラック実験回路ですのでいきなりシャーシーに組まなくてやっぱり良かったですよ。

それより何も前段に使う真空管が手持ちで何かあるかが問題でした。

探してみたらありましたよ12AY7という中位の増幅度の真空管で前段に使うのにピッタリですね。

それから電源回路の話なのですが現在680μFもの大容量コンデンサが2本入っております。

この680μFのおかげでS/Nが凄く良いアンプに仕上がっているのですが電源電圧をトランスの155Vのタップから185Vのタップに変えて出力アップを図りたいと考えているんです。

コンデンサの耐圧が250Vなのでトランスのタップ185Vでは電源投入時に瞬間的に250Vを超えるのでこの対策をしなければなりません。

ここは泣く泣く47μF350Vのコンデンサにすることにしました。

容量を下げたら当たり前ですが電源のリップルによるハムが目立つようになりましたのでチョークコイルを入れる必要がありそうです。

チョークコイルの手持ちがありませんでしたので早速に10H、100mAのチョークコイル(1400円)を手配しましたよ。

全く、使ったことの無い真空管を使うというのはお金が掛かりますね。

続きはまたブログに書こうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です