昨日に入手しましたケンウッドの低周波発振器AG-203Dですが「調子が悪い」と言っておりましたがそれは間違いでとても安定した出力の発振器でした。
調子が悪かった原因は実験に用いたミノムシクリップによるコードがどうやら断線しかかっていたためのようです。
専用の接続ケーブルを作ったら嘘のように安定した出力が得られるようになりました。
ムダ金を使ったんじゃなくて助かりましたよ。
そんな訳で作った接続ケーブルを使って71Aシングルアンプと1626シングルアンプの歪率特性を測定しました。
冒頭のグラフで左側が71Aの歪率、右側が1626の歪率になり、両方共に左チャンネルのみの計測です。
この測定から分かるのは1626のアンプが意外に低歪であり、出力も出ているようです。
これと比べると71Aのアンプがちょっと可哀そうなくらいの悪い歪率ですね。
この原因はきっと71Aのアンプは前段を6AU6の5極管接続で使用しているため奇数次の歪が多く出ているためだろうと思います。
1626は3段構成で6AU6の3極管接続2段でファイナルの1626をドライブしています。
つまりオール3極管構成でありこんなところが歪率特性に良い結果を出しているのだと思います。