入手しましたRT841の使い道ですが面白い使い方を考えました。
それはRJX601を使って音楽を電波に乗せて放送しRT841で受信して音楽を聴くというちょっと馬鹿馬鹿しいんですがそんな使い道です。
早速マランツ7kのオーディオ出力をRJX601のマイクロフォン端子に接続しましてPTTがオンになるようにミノムシクリップで配線しました。
マランツ7kに繋がっていますレコードプレーヤーでJAZZを掛けまして(RJX601を送信状態にして)RT841で受信してみました。
ここで動作することは確認できたのですが気になる点が3点程出ました。
1.音が歪む
2.音にハム音が混じる
3.電源の入っているサブウーハーからハム音が聞こえる
といった不具合です。
3番は最悪サブウーハーの電源を切ってしまえばいいので大したことではありません。
1の音が歪むのはきっとRJX601の変調幅(デビエーション)が40kHzと広いからRT841のIF帯域幅をオーバーしたためなのではないかと思っています。
試しにマランツ7kの音量をうんと絞ってみると歪が少なくなるような感じがします。
なぜ感じがするといったような曖昧な表現をしたかというとシグナルが小さくなるとノイズ(ハム音)が目立ってしまいシグナルの歪が小さくなったかどうかの判別が難しくなるためです。
それをはっきりさせるには2の「音にハム音が混じる」という大問題を解決しなければなりません。
色々と弄ってみた感じとしてはハム音を拾っている場所がRJX601のマイクロフォン端子付近のようなのでここをミノムシクリップから専用コネクタとシールド線を使って配線してみたいと思います。
早速に松本電子部品から必要部品を買ってきましたよ。
これだけの部品を買って1015円でした。部品は高いですねぇ~
必要な配線を施して完成です。因みにトグルスイッチはPTTを入れっぱなしにするためのものです。
作りましたワイヤーハーネスをRJX601にセット致します。
マイク入力にはRCAのメスを取り付けてありますのでマランツ7kの出力に接続します。
そして電波を発射。。。あれ。。ハム音が消えないじゃんか。
こうなったら色々と試すしかありません。
RJX601を電池で動かしてみることにしました。100円ショップへ行って4個で100円の単2電池を3パック買ってきまして324円でした。
”きかこ”はRJX601を電池で動かすのは初めてです。単2電池9本を本体内部に装着しました。
電源を入れると無事にクエンチング雑音が聞こえてきてOKな感じでしたのでPTTスイッチをオンにしました。
324円払った電池作戦ですがこれもダメでハム音が消えませんでした。
MIC端子に接続されているオーディオケーブルを手で握ると何故かハム音が小さくなります。
ダメ元でオーディオケーブルにトロイダルコアを入れてみましたがやはりハム音は消えませんでした。
こりゃ分からない、ダメですね。”きかこ”もお手上げです。
とりあえずRJX601のFMをナロー化することにしてお茶を濁すことにします。やりかたはネットに多くの方が書いておられますがR80の抵抗12kΩを外して68kΩに交換します。
FMナロー化によって音の歪は小さくなりましたがこんなんでハム音が小さくはなりません。
ここで”きかこ”の頭にあるひらめきが起こりました。ひらめきとは故池田圭先生が言っていた音声ラインにインダクタ(トランス)をパラうということです。
適当な出力トランスの2次側のインピーダンスの低い方をMIC音声のラインのホットとアース間にパラう訳です。
結果としてこの効果は絶大でハム音は大幅に減少しました。
「こりゃここら辺に解決の糸口があるぞ!」というわけで音声伝送用の600Ωのトランスあたりを入手して実験してみたくなったのでした。
きりがないのでこの辺で今日は止めときたいと思います。