逝っちまったRT505

RT505/PRC25の2号機が壊れてしまいました。

原因は3時間程実験的に連続して送信状態にしたためです。見事にA1モジュールが壊れました。

A1モジュールとはDC-DCコンバーターで12Vを真空管が動作できる電圧125Vまでに昇圧させる役目をします。

壊れた症状はA1モジュールの入力12Vラインがグラウンドと短絡してしまっている状況です。きっと貴重なゲルマニウムパワートランジスターが飛んでしまったのでしょう。

これだけならまだ何とかしようもあるのですがどうも被害はA1モジュールだけではなさそうです。

送信と受信を切り替えるリレーの接点が溶着してしまったのか受信時にもA1モジュールに+12Vが供給される回路となってしまっているのです。

これは痛いです。リレーが手に入らないかもしれません。

そもそもRT505/PRC25という半世紀前のハイブリッド無線機を出力全開で3時間も動作させたのが間違いの元でした。

この重荷を背負うのはこの改良型のRT841/PRC77でやるべきでした。

この症状をB.Mさんにメールして意見を頂こうとしているのですが”きかこ”の考えている症状で合っているということになったら大変です。

とりあえずB.Mさんのご意見を待ちましょう。”きかこ”のせいで貴重なRT505がジャンクにならないことを祈りましょう。

。。。暫くして。。。

メンテナンスマニュアルTM_11-5820-398-35を自力で見て溶着しているのがK2リレーであることが大体分かりましたよ。

K2を取り外して接点をテスターで見たらやっぱり溶着していました。大電流を流せば溶着が取れるかな、と思って電流を流してみても一向に取れる気配もみせません。どうやら5A程度の電流ではダメみたいですね。

それではと、リレーの巻き線に電流を流して無理やり稼働切片を何度も動作させる機械的に揺さぶる作戦に出ました。

そしたら上手いこと溶着が外れて正常に動作するようになりました。(やったね!)

これでリレー代金は浮きました。A1モジュールの代替え品だけはサープラス屋さんに発注済ですので修理は終わったようなものです。

これで貴重なRT505を生き返らせることができました。”きかこ”のせいでRT505が1台この世から去ることを阻止しました。ふぃ~。

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