今日は8月15日でお盆休みの真っ最中です。9連休だったのですがもう今日で6日休んでしまったので残す所1/3です。悔いの無いように過ごしたいものです。
さて、ヤフオクで35000円で手に入れたナカミチの680zxですが前のレポートで「VUのレベルが少しの入力で目いっぱい振れる」という不具合をデジタルICの交換で直ったようなことを書きましたがそれは真っ赤なウソでした。
実は何も直っていなかったのです。それに気づいたのはナカミチのサービスマニュアルに載っていたFLメータの調整の項目を実際に行って見たときでした。デッキの入力にSGを繋いで400Hzの信号を注入し、TP101の所に電子電圧計を繋いでそのレベルを100mVrmsにします。
その時にFLの表示がほぼ0dBを示さなければならないのに実機は+6dBを示します。この状態でSGの出力に10dBのATTを入れると本来ならば-10dBを示すはずですがなんと表示は+4dBです。
まるっきりダメダメですね。原因を”きかこ”は4日間ずっと考え続けました。そして見つけましたよ、ついに。。。
原因は初期の頃680zxのFLメータが「全く振れない」不具合があったのですがその時にAD変換する回路部分を解析するためにトランジスタをはずしたりしたんです。その後に正常にトランジスタを戻したと思っていたのですが間違って180°反対側にして取り付けちゃったんでした。
このトランジスタはADコンバータ回路のリニアリティーを補償するトランジスターだったんですね。それが考えに考え抜いて「この辺があやしいぞ」と思って回路を追っていた時です。ふとプリント基板のトランジスタマークと取り付けてあるトランジスタの方向が逆であることが分かり180°回したらOKになりました。
これは身から出たさびでして4日間の苦労も報われたのですがなんだかすっきりしない後味だったのでした。
これで680zxはバリバリ使えるようになったので嬉しくて録音、再生をしまくっております。