ナカミチ 680zx サイレントメカからの異音改善

ナカミチの680zxですが当初からヘッドを下げる時にサイレントメカから「ぎゃ~」というおかしな異音が発生していたんです。しかしこの680zxは電気的な不具合が多かったのでこの音は一旦聞かなかったことにして修理を進めていました。

そしてここに来まして電気的な不具合も改善されてひと段落ついていた訳ですがそうなると目をつぶっていたサイレントメカからの異音が気になってきたわけです。

メカの分解は気が進まなかったのですがここまで来たからにはやるっきゃありません。

メカのユニットをまずは本体から取り外します。なんとも憂鬱です。

取れました。オールドナカミチのサイレントメカユニットですよ。

鳴いている部分は何処でしょうか?ピニオンギアが一個使われていますがそこが怪しいですねぇ。

平ベルト交換する時はここまでは分解します。ここから先が未知の世界じゃ。

未知の世界に突入しました。初めて見るサイレントメカの心臓部のカム部です。ここに古いグリスが付いておりましたのでアルコールで除去しました。

ピニオンギアとそれと噛み合うギアを動かしてみると「ぎゃ~」という音がしました。犯人はやっぱり狙っていた通りの場所だったみたいです。

ピニオンギア周りの古いグリスを除去するとギアを動かしても変な音がしなくなりました。

グリスは組み立てた後からでも塗布できそうなので簡単な清掃の後にグリス無しで組み付けることにしました。

アイドラーが露わになりました。ゴムを点検すると摩擦があまりありませんので本当は交換するべきなのでしょうが部品が無いのとまだ早送りや巻き戻しで不具合がないのでそのままにすることにしました。

問題のピニオンギアの部分です。見えますかね?古いグリスを取ったら鳴かなくなりました。

表側も分解するはめになりました。テープカウンタのベルトが取れちゃったのでそれを掛けるためには表側も分解する必要があったわけです。

組み付けて動作させたらまた鳴くようになっちゃいました。やはりグリスは必須ですかね。ここに付けるグリスは樹脂用でなきゃだめだと思うんですよ。

アマゾンで樹脂用のグリスを注文しているんですが明日まで待ってられません。

そこでどのホームセンターでも売っているクレのシリコン・グリースメイト@1000円を近くのケーヨーD2で買ってきました。

これは細長い金属のノズルが付いているのでとても使い易いです。局所(ピニオンギアの所)に2~3回吹いたらもう「ぎゃ~」って音が全くしなくなりました。

これは良いですよ!ナカミチのサイレントメカ最高です。

所で。。。苦労してメカを分解した意味ってあったのでしょうか?。。。古いグリースを除去できたというのはいいんですが、組み立てられないという危険を冒してまですることじゃなかったような。

まあナカミチのサイレントメカ構造の勉強だったということにしておきましょう。

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