PRC-77-0を落札したぜ!

はい、こんにちは。すみません、表題がいったい何のことか分かりませんよね。

実はRT841/PRC77という型番の古い軍用の無線機をヤフオクで落札してしまったのでした。

RT841/PRC77というのは周波数30MHz~75MHzをカバーするVHFのFMトランシーバーで古くはベトナム戦争に始まって湾岸戦争でも使われたと聞いております。

ちょっと専門的なことを書きますとRT841/PRC77はICなんぞ無い時代の無線機でトランジスタだけをつかった周波数シンセサイザが搭載されていてその動作を助けるべく、バリコンをステップで動かすメカ部分も大変に凝った作りとなっておりましてまさに芸術品と言える仕組みが小さな筐体に詰まっているんです。

さて、いったいこんなものを買ってどうすんだ?と言われそうですが確かに用途が思いつきません。

周波数帯域でアマチュア無線の6m(50MHz)をカバーしているのでアマチュア無線で使うという手もありますが今日日50MHzのFMで電波出している局なんてありませんよ。

てなわけで、きかこが使い道の無い軍用の無線機を買ったなんて「ついに狂った!」と言われてもおかしくない状況なんですがちょっと訳ありなんですよ。

実を言いますときかこは昔(30年位前)、アマチュア無線に没頭していた頃に、同時にミリタリー無線機のマニアでして結構な数の軍用無線機を所持していたんです。

しかしアマチュア無線仲間とも疎遠になってから急激に無線熱も冷めてある時を境にほとんどの無線機を処分してしまった経緯があるんですね。

処分した多くの軍用無線機の中で要修理品として購入したRT841/PRC77(確か25000円位した)がどうしても直すことが出来なくて心のなかで引っかかっていたんです。

結局動作させることが出来なかったRT841/PRC77はジャンク品として処分しました。

今回、ヤフオクでRT841/PRC77の動作品を見つけた時、最初は少しだけ気に留める程度だったんですがだんだん気になってきましてとうとう落札しちゃったという訳なんです。

オークションも最初は価格が15000円だったんだけど終了間際に入札してくる奴が2人程いて、19000円位まで上がった時につい「かっと」なって即決落札価格23000円で落札しちゃいました。

そんなわけでヤフオクでRT841/PRC77の動作品を格安で仕入れることができました。(格安と言っても送料込みで25000円も掛かっちゃったけどね。)

なので郷愁の気持ちと、その昔直せなかった部分を技術的に確認したいといった意味で手に入れたようなもので実用で使おうとなど思っていません。

動作するRT841/PRC77が手元にあるだけで満足なんですよ。

このRT841/PRC77が手元に来たらまたインプレしたいと思います。

1626シングルアンプの歪率特性

71Aの歪率特性に続きまして1626シングルの歪率特性を測定しました。

冒頭の回路図は初期の回路図で今は出力トランスと電源トランスの型番が違っております。

現在は出力トランスに春日無線様のKA-1425を一次側14kΩで使っております。

また、電源トランスには東栄変成器様のP-100Nを280Vタップで使用しております。

さて、問題の歪率特性ですが以下のようになりました。

71Aのシングルアンプと比較しますとずいぶんと低歪率な特性となっております。

これは前段に6AU6の3極管接続2段構成にしているのが功を奏しているのだと思います。

3極管は奇数次の歪が出にくいのでこういった特性になるんですね。

歪率を5%まで許容するのならば0.7W位の出力が出ていることになります。

この1626シングルアンプはマルチチャンネルの高域を受け持たせております。

高域を受け持つツイーターはパイオニアのPT-100で能率が100dB/W/mなので十分な出力と言えます。

しかし、ずいぶんとお金を掛けて歪率を測定できる環境を整えましたが肝心のアンプが今は71Aシングルと1626シングルしかないのでなんだか面白くないですね。

こりゃ、せっせとアンプを作ってその特性を計測するという行為をしないとせっかくの歪率特性が図れるシステムも威力を発揮できないです。

そんなにアンプも作る予定がないので無駄な設備だったかなぁ~。

71Aシングルアンプの歪率特性

歪率が測定できる環境が整いましたので71Aシングルアンプの歪率特性を測定致しました。

このアンプは前段が5極管による1段のみの増幅で歪率特性には不利です。

しかし5極管1本で3極出力管をドライブするというのは独特の良い音が出ますのできかこは気に入って良く採用致します。

この5極管でパワー管をドライブする回路は古くはウエスタンエレクトリックの91Bアンプリファイヤーにも採用されていました。

さて、本題の歪率特性ですが以下のようです。

今回はちゃんとLチャンネルとRチャンネル両方の特性を採りましたよ。

右側のグラフがRチャンネルで左側がLチャンネルです。

左右の歪率に差はあまりありませんで歪率を5%まで許すとした場合、出力は0.2W程度としょぼいアンプとなりました。

このアンプをマルチチャンネルの低域側にあてがって聞いているのですが特性程に歪感は感じられません。

まあ、使っているスピーカーが100dB/W/mという高能率のものなのでそんなに出力を出さなくても大丈夫なのだと思います。

71Aアンプと1626アンプの歪率

昨日に入手しましたケンウッドの低周波発振器AG-203Dですが「調子が悪い」と言っておりましたがそれは間違いでとても安定した出力の発振器でした。

調子が悪かった原因は実験に用いたミノムシクリップによるコードがどうやら断線しかかっていたためのようです。

専用の接続ケーブルを作ったら嘘のように安定した出力が得られるようになりました。

ムダ金を使ったんじゃなくて助かりましたよ。

そんな訳で作った接続ケーブルを使って71Aシングルアンプと1626シングルアンプの歪率特性を測定しました。

冒頭のグラフで左側が71Aの歪率、右側が1626の歪率になり、両方共に左チャンネルのみの計測です。

この測定から分かるのは1626のアンプが意外に低歪であり、出力も出ているようです。

これと比べると71Aのアンプがちょっと可哀そうなくらいの悪い歪率ですね。

この原因はきっと71Aのアンプは前段を6AU6の5極管接続で使用しているため奇数次の歪が多く出ているためだろうと思います。

1626は3段構成で6AU6の3極管接続2段でファイナルの1626をドライブしています。

つまりオール3極管構成でありこんなところが歪率特性に良い結果を出しているのだと思います。

AG-203Dが届いたが。。。ジャンク!

家に帰ってみるとヤフオクで落札したAG-203Dが届いていました。

早速Sound Blaster X-Fi(SBX)に繋いでWave Spectraを立ち上げて歪率を計測してみました。

以下全て1kHz時の歪率(THD+N)の値です。

まず出力が1Vrmsの時ですがこれはレベルが高いのでLINE入力からの測定となりましたが、歪率は0.0079%と優秀な値を示しました。

次は0.1Vrmsの時の値ですがレベルが小さいのでMIC入力からの測定となりまして、歪率は0.025%とこれも優秀です。

AG-202Aの歪率が0.1Vrmsの時に0.04%なのでかなり良い値です。

次にレベルを0.2Vrmsに上げてみました所0.43%、0.3Vrmsに更に上げてみると20.48%という結果でした。

これはもう発振器の歪ではなくSBXのMICアンプの歪を見ているのでしょうね。

因みにSBXのMICアンプのゲインは20dB程あるようです。

さて、ここまでは良かったのですがどうもこのAG-203Dは発振出力が安定して出ません。

おまけに本体を振るとカチャカチャ何だか音がします。

「これは返品かな。。。」と思ったのですが出品者の文言をもう一度見てみると「校正や細かな動作等の確認は当店では行なっておりませんので、現状でのお渡しとなります」とのことで、こりゃやられました。

きっと返品は難しいだろうと思います。

とりあえず中を開けてみました。

そしたらなんと電源トランスのネジが無くなっていて片持ちで固定されていました。

カチャカチャ音がしたのは外れたナットの音だったのです。

M3のナットだったので手持ちのM3のビスでとりあえず直しましたよ。ふ~。

そしてこれが発振器のメインボードでそれほど難しい回路ではなさそうですが回路図が無いとちょっとお手上げです。

さて、どうしましょうか?

電源電圧は±20Vだということは分かりましたがそれ以上調べるのは無理です。

いくらきかこが電子回路技術者であっても回路図が無いと修理もできませんよ。

あ~。またムダ金を使ってしまったなぁ。

AG-203Dの購入は早まったか?

社会復帰の3日目ですが何だかとても疲れて家に帰るなりベッドで2時間も寝てしまいました。

きっと会社では相当気疲れしてるんでしょうね。

さて、きかこが持っています低周波発振器、トリオのAG-202A型発振器ですが改めてSBX(Sound Blaster X-Fi)を使い歪率を測定してみました。

そうしたら何とTHD+Nの値で0.05%という、結構良い歪率が測定できました。

昨日にヤフオクでAG-203Dを落札したのですがこれの歪率はカタログ値で0.1%以下というのです。

AG-202Aだって0.1%以内に入っているではないですか!!

こりゃ、また早まってやっちまったかもしれません。

「ひょっとしたら性能って変わらないんじゃないの??」

きかこが早まったのにも理由があるんです。

何処かのサイトで「AG-202Aでは歪率測定に使えないがAG-203では使える」旨のことが書いてあったのでそれを鵜呑みにしての落札でした。

もし性能に差がなかったらSBX(6000円)を購入したのも失敗だったのに立て続けに失敗を繰り返すことになりますよ。

きっと明日にはブツが届きますのでその時に早まった決断だったかどうかが分かるでしょう。

後継機種なので少しは性能がUPしてくれてないかなぁ。

低歪率発振器のIC4558と4580の違い

自作しました低歪率発振器ですがオペアンプICに汎用のNJM4558を使った場合にTHD+Nの値が0.00428%でした。

これを低雑音をうたっているNJM4580に差し替えた場合のTHD+Nの値が0.00572%とかえって悪くなってしまいました。

これの原因はさっぱり分からないのですがまあ結果は結果ですのでありのままを記載しておきたいと思います。

この低歪発振器なんですが発振が時々安定しなくなるようでフロア雑音が上がったり出力が方形波になって奇数次歪が増したりと色々と手を焼いております。

回路図はネットから拾ってきた下図のような回路なのですがね。

もういい加減にこの回路を弄るのは止めようかと思っています。

確かに歪率はきかこが持っているAG-202Aよりも一桁良いのですがいかんせん動作が不安定です。

ここは歪率0.1%以下をうたっているAGー203Dかそれ以上の発振器に買い替えようかと思っています。

なんて言ってるうちにヤフオクでAG-203Dを送料込で10000円で落札してしまいました。

明後日の木曜日には届くんじゃないかな~。楽しみですね。

これで調子の悪い手作りの発振器ともおさらばできますよ。

ああ!設定間違い!

CREATIVE、Sound BLASTER X-Fiが送られて来ましたので早速歪率を計測しようとしたのですがやはりノイズフロアが良くなりません。

ここでWave Spectraの設定できかこがとんでもないミスをしていたことに気づきました。

Wave Spectraの設定のVolumeコントロールのところで詳細設定タブがあるのですがそれを24bit、96kHz(スタジオの音質)に変更していなかったのでした。

この設定をすることでCREATIVE、Sound BLASTER X-Fiは勿論のことオンキョーのSE-U55SXも低歪で測定することが出来るようになったのです。

自作した低歪率発振器をそれぞれで測ってみた結果ですがSound BLASTERでは0.004%、SE-U55SXでは0.007%という結果が得られました。

結果は倍くらい違うのでここは値の良いSound BLASTERを採用することにしましたが初めから詳細設定のことを知っていればSound BLASTERを6000円も出して買うことはしませんでしたよ。

全く無駄な買い物をしてしまいました。

ただしSound BLASTERの方はノイズフロアが安定しない場合があり、その原因をこれから探ろうと思っています。

社会復帰一日目

う~ん、疲れました。

今日は7月2日の月曜日で2か月半ぶりの会社への出社です。

会社の復帰プログラムに基づいての出勤なので、初めのうちは午前中だけの出社なので気は楽ですが、午前中だけとはいえ疲れましたよ。

午前中は気疲れと2か月半分のメールの山(230件)との格闘でした。

しかし未だ見ていないメールはまだ160件くらい残っています。

今はお家に帰ってきて1時半で、このブログを「ほっとしながら」ぼちぼち書いている訳なんです。

そうそう、昨日買ってきた菓子折りも職場の皆さんに「この度は大変ご迷惑をお掛けして。。。」なんて言いながら一人一人に配りましたよ。

もう今日は疲れたのでクーラーの効いた涼しい居間で昼寝でもしようかと考えています。

Sound BLASTER X-Fiを落札したぜ!

とうとう日曜日の夕方、5時半になってしまいました。

明日からいよいよ社会復帰で、会社に行くのは2か月半ぶりです。

会社に行くのはとても嫌ですが何時までも休んでいるわけにもいきませんので先ほど会社の同僚に配るお菓子を買ってきました。

このお菓子を配りながら「ご迷惑をおかけしました」なんて言おうと思っています。

考えただけで何だかとても憂鬱で面倒くさいです。

さて、まだ今日は自由な時間が4時間程ありますので歪率測定の進捗状況でも書こうと思います。

歪率測定にはノイズフロアが十分に下がらなければならないのですが現状のシステムでノイズフロアが-130dB以下に下がりません。

その原因ですがオンキョーのSE-U55SXが悪いんだろうと見当をつけました。

なのでSE-U55SXをこれ以上使うのは諦めて2台目のUSBオーディオシステムを思い切って買うことにしました。

今度は失敗する訳にはいかないのでネットでWAVE SPECTRAを使って良い測定値をたたき出している機種を選びましたよ。

その名は「Sound BLASTER X-Fi」です。

昔からサウンドカードと言えばSound BLASTERはとても有名なので、そういった意味からも安心できます。

ネットの情報ではSound BLASTER X-FiでWAVE SPECTRAを使った場合にノイズフロアが-140dB以下に下がっていましたのでSE-U55SXとはえらい性能差があります。

ヤフオクで新品で5000円で出ていましたので速攻で落札しましたよ。

落札した品物はきっと今日は日曜日なので送ってもらえないんだろうな。

月曜日に送って貰って、火曜日着といったところでしょうか。

それから自作した1kHzのスポット発振器に使う低雑音オペアンプですが秋月電子に発注してあります。

秋月電子は日曜日休みですのでこれもまた月曜日発送の火曜日着になりそうです。

こう考えると火曜日はやることが沢山あり会社に行ってる場合ではないのですがまあ仕方ありませんな。